【大塚商会・オートデスク】無料セミナー・BIM/CIMソリューション 5/23開催 申込5/20まで | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【大塚商会・オートデスク】無料セミナー・BIM/CIMソリューション 5/23開催 申込5/20まで

 大塚商会主催、オートデスク協賛の無料セミナー「オートデスクBIM/CIMソリューションDay2019」が、23日に東京都千代田区の大塚商会本社ビルで開かれる。「BIM/CIMは、3次元モデルをつくる次のステップに入っている。異業種などともつないで現場も含めて効率化し、いかに働き方改革につなげるか」(大塚商会の竹島真吾マーケティング本部特定CADソフトプロモーション課建設担当専任課長)という“ネクスト・フェーズ”の取り組みが注目されている。今後の展開を両社の担当者に聞いた。

Dynamoの利用イメージ

◆Dynamo(ダイナモ)が全体最適を実現/BIM360とForgeがクラウドで統括
 現在、BIM/CIMの世界では、3次元モデルが存在するのが“当たり前”で、次のステップとして「全体最適を実現するために、どう人や情報、テクノロジーをつなげるかが非常に重要になっている」(オートデスクの岡崎健二テリトリー営業本部AEC営業部本部長)。
 セミナーでは、そうした『コネクテッドBIM』の事例を含む12セッションが組まれる。オートデスクの菱田哲也AECテクニカルスペシャリストグループリーダーが日本設計建築設計群兼BIM室の村井一氏とともに発表するセッションでは、オートデスクBIMソフト『Revit』のアドオン(拡張機能)である『Dynamo』の世界での活用事例や国内での今後の展開のあり方を紹介する。
 Dynamoは視覚的にモデルや関数などを紐づけるプログラミングツールで、特定の制約条件や優先順位を決めた上で何かを変更すると、部材形状も含めて関連するパラメーターが自動的に連動して変化し、「全体最適」を実現する。菱田リーダーは「情報を整理してただバトンを渡すだけでは、みんなバトンを落としてしまう。情報をうまくほかのチームに伝達する手段」と説明する。一般的な意匠、構造、設備のモデルが存在した上で、「全体最適になるよう情報を行き来させる手段としてDynamoを使う、一歩進んだ日本ならではの使い方を模索する動きが始まっている」という。
 そして、「いままで意匠や構造がそれぞれ取り組んでいたBIMが建物全体に広がりつつあり、それらもつなぐ。それらをクラウドで統括するのが『BIM360』や『Forge』になる」(大塚商会の山田琢司PLMソリューション営業部首都圏建設PLMグループ長)。プラットフォームとしてつくられた3Dデータを使って、さまざまな拡張子で作成されるエンジニアリング用のデータや購買、工場などで使われる個別のオンラインサービスとオートデスクの製品をつなげられるほか、携帯端末でBIMのデータにアクセスできるようになるなど「BIMのすそ野を大きく広げる効力がある」(菱田リーダー)という。
 こうした『コネクテッドBIM』について、菱田リーダーは「BIMデータの2次利用」と表現する。「設計者がBIMモデルをつくり、ほかの人がそこにアクセスする。データが現場で埋もれるといったありがちな事態を避け、BIMデータを介すことで、価値を享受し、価値を付加してほかの人に伝達する」という考え方だ。
 『3次元』が主語だった時代が過ぎ去り、『つないで使う』がメインテーマになりつつある。「意匠だけ、構造だけという部分だけでやっていたことが、建物全体に広がりつつある」(山田グループ長)というフェーズの中で、「他社ソフトやサービス、回線も含めて、アレンジしてサポートできる」(竹島専任課長)のが大塚商会の強みだ。「フルサポートする中で、設計者が掛けていた時間をいかに短縮し、働き方改革につなげるかにもフォーカスできるセッションになれば」(大塚商会の青木克典マーケティング部特定CADソフトプロモーション課参事)と考えている。

右から岡崎氏、山田氏、竹島氏、 青木氏、菱田氏

◆無料セミナー 20日まで参加受付

 セミナーの入場は無料。参加の申し込みは20日まで。問い合わせは大塚商会CADプロモーション部・電話03-3514-7819。

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