【戸田建設大阪利友会】工高生対象に現場見学会を開催 専門工事の魅力をアピール | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【戸田建設大阪利友会】工高生対象に現場見学会を開催 専門工事の魅力をアピール

 戸田建設大阪利友会は21日、兵庫県立兵庫工業高校の生徒を対象とする現場見学会を開いた。同校の3年生37人が神戸市内で共立エステートが建設を進めている「(仮称)ドーミーイン神戸新築工事」の現場を見学、各専門工事企業の建設業への理解を深め、その魅力を体験した。設計施工は戸田建設が担当している。

奥田所長が工事概要を説明

 冒頭、同会の嶋田聡幹事は「現場では職人が集まって協力し合い、1つの建物を造っているということを理解してもらうために見学会を企画した。職人の方が向いていると思う人は、いくらでも窓口があるということを覚えておいてほしい」とあいさつした。
 続いて、同工事の奥田秀明作業所長が「きょうは工事中のいろいろな場所で技能者が仕事をしている様子を見てもらう。地図に残るものづくりができる建設業に興味を持ってもらえたらうれしい」とあいさつし、工事概要について説明した。
 その後、生徒たちは4班に分かれ、専門工事企業の岩谷テクノ(内装)、竹延(塗装)、マルダイ(内装)、三和鉄筋工事(鉄筋)、斎久工業(電気設備)、西部電気工業(空調設備)、島田工作所(左官)の担当者から作業の説明を受けながら現場を見てまわった。

鉄筋作業の説明を受ける生徒

 見学会後には、質疑応答が行われ、各専門工事の担当者が丁寧に答えた。生徒から寄せられた「仕事をする際にやっておくべきことは」という質問に「いろいろな分野があるので幅広く興味をもってほしい」「現場はコミュニケーション力が大切になる」と親身にアドバイスした。
 最後に、生徒代表が「普段教室で学んでいることよりももっと近くで現場を見て学ぶことができ、貴重な経験になった」と感謝の言葉を述べた。
 工事は、中華街に近接する神戸市中央区栄町通に客室数284室のホテルを建設している。規模はRC造14階建て延べ9380㎡。
 2018年3月に着工し、同年12月から躯体工事、ことし2月から内装仕上げ、3月から外装仕上げ工事に入っている。現在、躯体工事は10階部分を進めている。
 工期は20年3月30日まで。

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