【インフラメンテ会議東北フォーラム】2回目のマッチングイベント 今回はサイバー空間も活用 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【インフラメンテ会議東北フォーラム】2回目のマッチングイベント 今回はサイバー空間も活用

 インフラメンテナンス国民会議東北フォーラム(リーダー・石川雅美東北学院大教授)は25日、仙台市内で2019年度マッチングイベントin仙台を開いた。(仮称)東北フォーラムサーバーを開設し、会員自治体と会員企業がサイバー空間でマッチングできる環境を整え、相互の情報共有とメンテナンス体制の効率化を報告した。
 2月に続いて2回目となるマッチングイベントでは、東北地方の自治体が抱えるインフラの維持管理に関する課題(ニーズ)として、宮城県大和町が「公園除草」「建物壁面の調査方法」、山形県西川町が旧国道や人家がなくなった町道の経年劣化による「道路法面の維持管理」を課題に挙げた。
 企業側による解決技術では、復建技術コンサルタントがUAV(無人航空機)写真測量や固定式レーザー計測、写真解析技術を組み合わせた『e―River』による法面の“健康診断技術”を紹介したほか、日産化学工業が農薬売上第1位の『ラウンドアップマックスロード』の特徴などを解説した。
 また、技術紹介では石川氏が無機系補修材を用いた「コンクリート補修の考え方」、中央コーポレーションはトレンド管理で河川水門の適切な更新時期を判断できる「機械設備点検補修工事に関する一考察」、CACHは低コストインフラの異常を常時監視できる「ワイヤレスひずみモニタリングシステム」について、それぞれ特色や効果などを示した。

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