【熱中症対策】福田道路が全現場の従業員約400人にオリジナル仕様の空調服を支給 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【熱中症対策】福田道路が全現場の従業員約400人にオリジナル仕様の空調服を支給

 福田道路は現場作業での熱中症対策として、全現場の従業員約400人に空調服を支給した。既に一部現場では使用し始めており、「重さを感じないので動きやすい」など評判は上々という。同社によると、全社的に空調服を採用するのは舗装会社では初めて。
 熱中症の防止で同社ではこれまでさまざまな対策を講じてきたが、「今後もさらに猛暑が続くと予想され、新たな取り組みとして踏み切った」(小林健二安全環境部長)。ミドリ安全に発注した空調服はオリジナル仕様で、脇の下に消臭テープを縫い込むとともに、安全ベストを重ね着しなくても済むよう、始めから特殊な反射材を背中などに縫い込んでいることなどが特徴。色は同社のコーポレートカラーのオレンジで統一。導入コストは1着約2万円。
 通常、腰付近に設置している外気取り入れ用の電動ファンは、機械を運転する際に背もたれで遮られることを考慮し、両サイドに位置を変更した。ファンは4段階ある風量を最高にセットしても6時間継続使用できるという。
 昨年の猛暑で同社は熱中症防止のため現場での作業時間を大幅に抑制せざるを得なかった。体温調節に効果が期待でき、作業性や安全性にも配慮した特別仕様の空調服の採用は結果的に生産効率アップにもつながると同社ではみている。

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