【東京2020】1年前セレモニー開催 オリンピック舞台の着実な準備へ 本番さながら交通規制を実施  | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【東京2020】1年前セレモニー開催 オリンピック舞台の着実な準備へ 本番さながら交通規制を実施 

 2020年東京五輪・パラリンピック大会まであと1年を切った。開会式のちょうど1年前に当たる24日は、都内各地で大会本番に近い規模で交通規制が行われた。千代田区の東京国際フォーラムでは「東京2020オリンピック1年前セレモニー」が開かれ、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長から、日本、米国など、各国オリンピック委員会の代表者へ招待状が手渡された。

式典には安倍首相(写真右)や小池  百合子東京都知事(同左)が出席した

 交通混雑の緩和では、大会本番と同規模の交通規制や信号調整を実施するため、新国立競技場に近い首都高速道路「外苑」出入り口など、4つの入り口が終日閉鎖された。また、高速道路の本線料金所のうち都心方向へ向かう11カ所でレーン数の制限などが行われた。

終日閉鎖された首都高の外苑入口

 建設現場では、工事車両の入場調整や、高速道路の利用を避けた輸送ルートの利用、休工日の振り替えなどを行い、都内の交通量の分散に協力する。
 都は工期や工費に影響の出ない範囲での協力を呼び掛けており、取り組みで得られた課題を検証して来夏の対応に反映させる考えだ。
 また都庁内でも、時差出勤により朝の通勤混雑する時間帯の公共交通機関の利用を回避するほか、テレワークを活用して登庁する職員を低減する試みなどが行われた。
 式典に出席した安倍晋三首相は「メイン会場のオリンピックスタジアムは11月の完成が予定されており、準備状況はIOCからも高い評価を得ている。アスリートが自分の限界を超えて挑戦する舞台が着実に整いつつある」と述べた。

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