【日建連東北建築技術委】東北工業大生らに現場見学会 快適職場への取り組みや建設業の魅力発信 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【日建連東北建築技術委】東北工業大生らに現場見学会 快適職場への取り組みや建設業の魅力発信

 日本建設業連合会東北支部建築技術委員会(鈴木一巳委員長)は7月30日、仙台市内で大林組・山下設計JVの設計施工で整備が進む「東北放送新社屋建設計画建設工事」(星野明弘所長)の現場見学会を開いた。同委員会メンバー26人と東北工業大学の学生ら11人が参加。室内騒音を低減するための設計・施工上の工夫や、ブレーキダンパーによる制振システムなどを見学するとともに、星野所長が現場の運営方針などを紹介した。
 “楽しい現場づくり”を標榜する星野所長は、現場における働き方改革として「時短」「休暇取得」「現場運営」に取り組んでいる。このうち、時短は残業時間を見える化する“ZANメーター”の掲示や、月2回以上のノー残業デーを設定。4週6休を目指す休暇取得では、祝日の閉所が難しい状況にあるため、振替休日の取得を奨励している。また、一人ひとりに意識を徹底させるため「一斉清掃は絶対にやらない」ことをポリシーとしている。
 工事事務所の運営に当たっては、アクションプランを策定し、建設業魅力発信や快適職場など7つの委員会を設置。仮囲いの一部を透明化するとともに、女性・若手職員を紹介するポスターを掲示するなど、現場の見える化に取り組んでいる。平均年齢33.6歳と若い作業所職員の教育では、所長とのマンツーマンQ&Aパトロールや製品検査への同行などの取り組みを紹介した。
 見学会終了後に鈴木委員長は「ものをつくる喜びは忘れられない、われわれと一緒に汗を流してほしい」と参加した学生に呼び掛けた。
 東北放送新社屋の規模はS一部RC造地下1階地上5階建て延べ9755㎡。CMと監理業務は三菱地所設計が担当。当日までの進捗率は61%。工期は2020年1月31日まで。
 建設地は太白区八木山香澄町26-1。

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