【ジェイシフ関東】都立工芸高校で出前講座 インテリア科の2年生がタイルカーペット施工を体験 | 建設通信新聞Digital

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【ジェイシフ関東】都立工芸高校で出前講座 インテリア科の2年生がタイルカーペット施工を体験

 関東建設インテリア事業協同組合(高野寅吉理事長)は8月2日、東京都文京区の東京都立工芸高校で出前講座を開いた。同校で開講するのは3年連続3回目。定時制インテリア科の2年生8人(男性4人、女性4人)が受講した。
 技術・技能士育成委員会の萩原玄騎委員長は「材料にさわって興味があったら、体験コースも用意しているので組合に連絡してもらいたい。また、9月10日にはジェイシフ関東技能競技大会を開催するので、ぜひ見に来てほしい」と述べた。
 出前講座ではまず、坂井清和氏(K’z Floor)が床材のさまざまな貼り方を紹介したあと、床材の切断に使うカッターの刃を出しすぎないことや、切るときはカッターをまっすぐ引くだけで力を入れすぎないこと、壁際に貼る床材を切るときの寸法の出し方など、安全と作業のポイントを説明。その後、生徒たちは、坂井氏、萩原委員長、中井修二副理事長らの指導のもとPタイルとタイルカーペットの施工を体験した。
 講座の終了にあたり、ジェイシフ関東の高野理事長はまず、夏休み中にもかかわらず参加してくれたことに感謝の意を表した。そして「普段は踏みつけている床に興味を持ってくれたらこの企画を実施して良かったと思う。興味のある方は学校を通じて連絡いただければ喜んで受け入れる」と話した。
 終了後の生徒へのアンケートでは、全員が出前講座について「良かった」と回答。「内装仕上げ業種について理解できたか」という設問にも「理解できた」「少し理解できた」で、理解は進んだようだ。また「装飾に興味を持ったか」という質問にも「持った」との回答が7人だった。ただ、「技能士になりたいと思いますか」との質問には、「思います」と応えたのは女性2人だけだった。
 「就職するときに第1に何を基準にするか」という設問には「労働時間」が3人、「会社の場所」が2人、「給料」が1人だったが、そうした中で「やりがい」と「仕事が楽しい」との回答も2人いた。2人ともに女性で、「技能士になりたい」と思うと答えたのも女性だった。
 2番目は「給料」が4人、「会社の場所」が2人。「週休2日制」が1人。3番目は「休暇」が2人、「会社の場所」が2人、「給料」が1人、「労働時間」が1人、週休2日制」が1人。労働時間や給料と並んで、会社の所在地も就職の選択基準になっている。

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