【岐阜県立森林文化アカデミー】循環型社会の実現へ 木材産業の振興・人材育成で清水建設と連携 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【岐阜県立森林文化アカデミー】循環型社会の実現へ 木材産業の振興・人材育成で清水建設と連携

 岐阜県立森林文化アカデミー(涌井史郎学長)は20日、美濃市の同アカデミーで循環型社会の実現を目的に森林と木に関わる人材育成、木材産業の振興などに関する連携協定を清水建設と締結した。同アカデミーが民間企業と協定を締結したのは今回が初めて。
 涌井学長は「国連が2015年9月に採択したSDGs(持続可能な開発目標)をもとに、国土面積の7割に迫る森林という資源を活用するため、人材育成などに取り組む」とし、井上和幸社長は「地球環境に配慮したサステナブルな社会の実現に向けて知恵を出しあい、次世代のための国土づくりに取り組んでいきたい」と抱負を語った。
 約1年前、清水建設の東京木工場(東京都江東区)の視察をきっかけに、両者は木育などに関する情報・意見交換などを続けてきた。
 20年2月に初弾の事業として、アカデミーの教員が清水建設の社員向けに講座を実施する。また、同社は東京木工場に所属する技能五輪メダリストらがアカデミー学生向けに講座を行うなどの交流を予定している。

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