【宮城県古川工高】建築科の生徒がフジタ設計・施工ビル現場を見学 教科書にない技術に触れる | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【宮城県古川工高】建築科の生徒がフジタ設計・施工ビル現場を見学 教科書にない技術に触れる

 宮城県古川工業高校建築科は8月27日、仙台市内でフジタが設計施工を担当している宮城野ビル(仮称)で現場見学会を開いた。女子18人を含む3年生40人が参加し、地下に設置された免震装置や基礎工事の状況などを見て回った。
 同科では、生徒が“教科書には書かれていない”最新の建築技術、施工管理方法に触れて職業観を養うとともに、建築の意義・役割を学んでもらおうと、定期的に現場見学会を開催している。
 今回はフジタの協力を得て、仙台駅東口にS造16階建て延べ1万3724㎡の規模で建設中の高層ビルを見学。2班に分かれて高倉雄士所長および同社東北支店の井口正建築工事部長の案内で、免震ピットや自走式立体駐車場の基礎掘削状況を見て回ったほか、建物の品質確保および作業員の安全確保に当たって心掛けている事項についてレクチャーを受けた。
 見学を終えて佐藤克匡君は「普段は見ることができない免震装置を見学し、勉強になった。建設会社への就職が内定しており、ますます興味が広がった」とし、高橋依吹さんも「実際の作業状況を間近で見られて楽しかった。わたしも建設会社に入り、施工管理に携わりたい」と話していた。 
 同ビルは1-6階がオフィスフロア、7階以上はホテルグランバッハ仙台セレクトとなる。2020年6月末の完成を目指す。
 建設地は仙台市宮城野区榴岡3-7-12。

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