【森ビル】真夏の震災想定・停電時も可能な暑さ対策の防災訓練で 社員700人が自助のスキル高める | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【森ビル】真夏の震災想定・停電時も可能な暑さ対策の防災訓練で 社員700人が自助のスキル高める

 森ビルは8月30日、東京都港区の六本木ヒルズで震災訓練を実施した。森ビル社員約700人が参加した。今回初めて、真夏の震災を想定し停電時でもできる暑さ対策の訓練を実施した。港区は外国人居住者・来訪者が多いことから、昨年に引き続き、災害情報を外国人被災者に正確・簡潔に伝える「やさしい日本語」の説明・展示をした。
 訓練に当たり森浩生副社長兼震災対策室室長は「災害時に一番大事なのは自分の命を守る自助の力。きょうの訓練を通じて防災意識、防災スキルを高めてほしい」とあいさつした。 
 参加者は、真夏の暑さ対策にハッカ油を使った体温冷却、家庭でつくる経口補水液制作、水を使わないドライシャンプーを体験した。そのほか、傷病人救護の心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)操作、水消化器の初期消火活動、包帯を使用した応急処置など、災害時の初動期に必要な活動を体験し、技術を身に着けた。
 細田隆震災対策室事務局長は「自助のスキルを高めることは、災害時に家族やパートナーを守るスキルにつながる。自席に戻ってからその意味を考えてほしい」と訓練を締めくくった。

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