【関西電力】"第二のクロヨン"ラオス人民共和国・ナムニアップ1水力発電所が商業運転を開始 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【関西電力】“第二のクロヨン”ラオス人民共和国・ナムニアップ1水力発電所が商業運転を開始

 関西電力は6日、ラオス人民民主共和国で開発を進めてきた「ナムニアップ1水力発電所」の商業運転を開始した。ラオス政府と運転開始から27年後に施設を無償譲渡するBOT(建設・運営・譲渡)方式の事業権契約を結んでおり、タイ電力公社とラオス電力公社に売電する。土木工事は大林組、電機工事は日立三菱水力、金物工事はIHIインフラシステム、送電線工事はタイのLoxley-SRIが担当した。
 ナムニアップ1水力発電事業は、高さ167m、堤頂長530mのダムと、出力約27万kWと2万kWの発電所を建設し、売電する。黒部川第4発電所(クロヨン)に匹敵する工事規模と発電規模のダムで、同社では「第二のクロヨン」として取り組んできた。
 2006年4月にラオス政府と事業開発合意書を結び、13年4月にタイ電力公社の子会社「EGATインターナショナル」とラオス政府の投資子会社「ラオホールディング国営公社」との共同出資で「ナムニアップ1パワー社」を設立し、同年8月にタイ電力公社、ラオス電力公社と売電契約を結んだ。発電所建設工事には14年10月に着手した。

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