【北陸地方整備局】インフラメンテ講習会開講 技術者45人が座学と実習で技術習得を目指す | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【北陸地方整備局】インフラメンテ講習会開講 技術者45人が座学と実習で技術習得を目指す

 北陸地方整備局主催の「2019年度インフラメンテナンス講習会」が、6日から新潟市内で始まった。受講生である官民の技術者45人は座学と現場実習を通じ、土木構造物の維持管理に関する知識・技術の習得を目指す。産学官で構成するインフラ再生技術者育成新潟地域協議会(ME新潟協議会)が運営協力する。
 同講習会は10月25日までの毎週金曜日に開催。計8回を予定している。
 初日には、同局企画部の二木渉環境調整官があいさつし、「老朽化したインフラの割合が増える中、国民が安心して利用するためには施設の特徴を踏まえた適切な点検と修繕の実施が不可欠であり、それらを計画的に進めるには人材の確保・育成が急務だ。現場実習も数多く取り入れたカリキュラムとなっているため、事故のないように真剣に取り組んでもらい、即戦力として現場に戻ってほしい」と呼び掛けた。
 オリエンテーションの後、経験豊富な講師陣が北陸の道路雪氷災害と防災の現状、新潟県の地形・地質・気象、道路構造物の現状と対応方針を解説した。
 2回目以降は舗装、道路付属物、大型カルバート、斜面・盛土・擁壁、トンネル、コンクリート橋、鋼橋、洞門、河川構造物の維持管理、点検に関する座学と現場実習を実施する。
 アセットマネジメント、カルテ点検、橋梁、河川堤防の補修・補強工法も紹介する。
 一方、ME新潟協議会では、11月8日にME(メンテナンスエキスパート)新潟認定試験を開く。同講習会の受講生以外も受験できる。申し込みは10月4日まで受け付けている。試験会場は新潟市のデンカビッグスワンスタジアム会議室。

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