【建コン協と東北地方整備局】20代を中心とする若手技術者が交流会 働き方改革で意見交換 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【建コン協と東北地方整備局】20代を中心とする若手技術者が交流会 働き方改革で意見交換

 建設コンサルタンツ協会東北支部の若手の会(山本佳和委員長)は6日、市内で東北地方整備局若手職員との交流会を開いた。20代を中心とする若手技術者それぞれ10人が参集し、若手特有の悩みを共有しつつ、建設業界の働き方の問題点や東北の発展への課題などについて率直に意見を交えた。
 冒頭、あいさつに立った同整備局の西尾崇企画部長は「交流会は協会からの提案により実現したもので、受発注者のこのような若手職員の議論の場は、当局でも事例は少ない。数十年先を見据え、若い皆さんが東北の素晴らしい将来をつくってもらえるように、多彩な議論を展開してほしい」と語った。
 協会側の小泉勝則支部理事兼総務部会長は「建設工学は“経験工学”といわれてきたが、情報通信技術の発達した現在は昔とは変化している。建設業界の発展につながるような、若手からの柔軟な意見を期待している」と述べた。
 この後、山本委員長が若手の会の取り組みなどについて紹介した後、参加者は▽志望動機と現在▽東北地方の現状と明るい近未来のために–の2つのテーマについて活発に意見を交わした。
 参加した同局企画部技術管理課基準第三係の幸坂隆磨さんは「受発注者それぞれ立場は違うが、同じ建設業に関わるものとして悩みなどを共有することができた」と感想を述べた。
 若手の会メンバーの佐々木香菜子さん(三協技術)は「働き方改革を進めるには、上司らと時間に対する考え方に乖離(かいり)があり、若手の意志を伝えられる環境が必要だと気付いた」と成果を語った。

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