【"働くリアル"伝える】「業界展望を考える若手技術者の会」 学生向け就活ウェビナー開催 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【”働くリアル”伝える】「業界展望を考える若手技術者の会」 学生向け就活ウェビナー開催

 建設コンサルタンツ協会の「業界展望を考える若手技術者の会」(若手の会、伊藤昌明代表)は6日、土木を専攻する学生有志でつくる団体Doboku-Labと協働し、建設コンサルタント業界を志望する就活生を対象にZoomを使った「建コン就活ウェビナー」を開いた。コロナ禍でのオンラインを主体とした就職活動を余儀なくされ、社会人との交流機会が著しく減少している就活生に「建コンで働くリアル」をありのまま伝えようと学生たちのネットワークやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて募集。全国38の大学から延べ86人の学生が参加し、若手の会メンバーなど社会人11人と活発に意見交換した。

 冒頭、若手の会の伊藤代表は「就活は、入社するのが目的でなくミスマッチなく働くことが大事。そのためには学生側も会社側も着飾ることなくありのままをさらけ出すことが求められる。このウェビナーでは、建コン業界の働くリアルを良い面も悪い面もありのまま伝えたい」とあいさつした。

 この後、若手の会が調査した建コンで働く社会人の仕事観アンケート結果や、これまでの意見交換を通して策定した業界の将来ビジョンについて説明し、これを受けたパネルディスカッションでは、大手・地域、国内・海外、計画系・設計系の技術者、人事担当者などが、就活生からの事前質問に対して本音で議論を展開した。

 参加した就活生からは、「選考とは関係なく社会人とフラットに意見交換でき、かなり突っ込んだ質問ができた」「企業主催の説明会よりリアルな実態が聞けた」「会社横断の会話で、各社の違いが良く理解できた」「他大学の就活生の悩みを聞けた。これを機に学生同士で相談し合いたい」などの意見が上がった。

 若手の会では、通常の就活イベントとは違った体験価値を提供できたとしており、今後、ウェビナーのアフターフォローとして、グループウェアを活用したオンライン相談窓口を開設し、日常的に就活生と社会人が意見交換できる場を提供する考えだ。



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