【新たな働き方】建設コンサルタント会社の若手技術者がワーケーションを実体験 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【新たな働き方】建設コンサルタント会社の若手技術者がワーケーションを実体験

 土木学会建設マネジメント委員会パンデミック対応検討特別小委員会(塩釜浩之小委員長)と建設コンサルタンツ協会の業界展望を考える若手技術者の会(若手の会、伊藤昌明代表)は11月26、27の両日、長野県立科町が企画する「立科WORKTRIP」にモニター参加し、建設コンサルタント会社に勤務する4人の技術者が新たな働き方の1つであるワーケーションを実体験した。

 ワーケーション体験では、建設コンサル業界で働くシーンとして、▽個人ワーク▽社内外関係者とのウェブ打ち合わせ▽委員会活動としての対面ディスカッション–などを実践した。

 参加メンバーからは、大自然を身近に感じることで心身ともにリフレッシュできるといった声とともに、「メンバーとの一体感を醸成できる。開発合宿やチームビルディング研修とは親和性が高い」「新たな働き方が選択肢として増えることは社員や求職者にとってもメリットは大きい」と評価する意見が出る一方、「移動・宿泊は出張扱いで良いのか、家族同伴のケースだと有給休暇扱いなのか福利厚生の一環とみなされるのかなど、現行制度に当てはめるには課題が多そう。どんな目的で導入するのか、きめ細かな制度設計が必要になる」という指摘もあった。

 今後、参加メンバーや他社の経験者などの意見も踏まえながら、ワーケーションの導入・活用方法や課題などを整理した上で情報発信していく予定だ。

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