建設コンサルタンツ協会の「業界展望を考える若手技術者の会」（若手の会、伊藤昌明代表）は10、13の両日、建設コンサルタント業界を志望する就活生に向けてウェブ会議システムZOOMを使った「建コン業界オンライン就活セミナー」を開いた。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として各種就活イベントなどが中止され、就活生が志望する企業の社員と交流する機会が失われているとして緊急開催した。
　2日間のセミナーには全国29の大学から延べ78人の学生が参加。大手企業や地方中小企業、海外企業から参加した延べ28人の社会人と活発に意見交換し、就業環境の実態や活躍している人物像、成長支援のための制度などを聞き取った。
　セミナー後のアンケートでは「コロナの影響で社員と交流する機会が少ないので参加して良かった」「実際に企業を訪ねる会社説明会よりもだいぶ突っ込んだリアルな話が聞けた」「フラットな雰囲気のセミナーで質問しやすかった」といった意見や感想が寄せられた。
　若手の会では、就活生と社会人とのつながりを一過性に終わらせることなく、アフターフォローとして、グループウェアを活用したオンライン相談窓口を設け、日常的に就活生と社会人が意見交換できる環境を整えるとしている。
　
　
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