【千葉県・災害対策本部】台風15号・対応状況報告 県南で道路啓開尽力 建協、測量設計業協が協力  | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【千葉県・災害対策本部】台風15号・対応状況報告 県南で道路啓開尽力 建協、測量設計業協が協力 

 千葉県の災害対策本部(本部長・森田健作知事)は15日、第4回会合を開き、2019年度台風15号に伴う対応状況などを報告・議論した。県土整備部は、東京電力の復旧作業を促進するため、13日から国と協力して同社から協力要請のあった道路の啓開を実施しているとした。市町が管理する道路・河川の被災状況が十分に把握できていない市町に対しては、県職員を派遣して対応状況を確認しており、今後、状況を踏まえ支援する。
 県の公共土木施設は、道路で土砂崩れ、河川堤防の浸食・損傷、河道内への崩落土砂流入、岸壁・護岸・防波堤の損傷などの被害が出た。
 県管理道路は、県東から県南を中心に44路線67カ所で通行止めが発生。災害協定に基づき、千葉県建設業協会や千葉県測量設計業協会が協力して復旧作業に取り組んでおり、15日午前8時時点では11路線12カ所にまで減っている。

南房総市の増間川で倒木・土砂撤去


 15日午前11時時点の県内の被害状況は、人的被害が重傷者6人、軽傷者76人。住家は全壊2棟、一部損壊1233棟、床上浸水11棟、床下浸水16棟。非住家は一部損壊150棟。がけ崩れは3カ所、地滑りは1カ所、道路被害は244カ所。停電は約13万3800軒、断水は8事業体の計2万0242戸。
 14日には赤羽一嘉国土交通相が君津市内の鉄塔崩壊現場、鋸南町内の電柱倒壊現場、館山市内の市道被害現場を視察した。

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