【理想の働き方模索】建コン協九州の女性技術者交流会 職場環境の改善に向け意見交換 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【理想の働き方模索】建コン協九州の女性技術者交流会 職場環境の改善に向け意見交換

 建設コンサルタンツ協会九州支部の女性技術者委員会(筌瀬明日香委員長)は9月27日、福岡市内で第3回女性技術者交流会を開いた。約60人が参加し、働き方改革や理想のオフィスについて意見を交わした。
 冒頭、筌瀬委員長は「交流会を通して少しでもいまの職場環境を変えてみようという気持ちになってほしい」とあいさつした。意見交換は8グループのワークショップ形式で行い、最後に全体発表した。
 働き方改革では、各グループで、幼い子どもを持つ女性、育休を希望している管理職の男性、コミュニケーションが苦手な若手など、仮想の人物・ケースを設定し、働き方の課題を抽出し解決策となる制度や取り組みを検討した。共通して、情報共有や仕事の見える化の重要性が指摘され、会社に対しては制度の周知徹底、建コン協に対しては講習会などを通した指導・促進などが提案された。
 理想のオフィスでは、建コン協の会員会社のみが入居し、生活利便施設が充実したビル「建コンの城ラピュタ」、個室ゾーンを設けた「ネットカフェ風オフィス」など自由な発想で提案した。
 このほか、各会員企業の制度についても情報共有し、先進的な事例として、自社の制度をまとめた「育休産休おたすけBOOK」や「育児・介護支援ブック」などの発刊・配布、在宅勤務制度、リフレッシュルームの設置、非喫煙者への健康手当、ライフサポートフレックス制度などの取り組みが発表された。

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