プレストレスト・コンクリート建設業協会関西支部(森島修支部長)は9月27日、川田建設が施工する西脇北バイパス津万高架橋(P6-P13)PC上部工工事と、ピーエス三菱が施工する同(P21-P29)PC上部工工事の現場で、全国労働衛生週間に伴うレディースパトロールを行った。会員企業6社12人の女性技術者が巡回し、改善点などを指摘した。
続いて監理技術者の好田武史さん(川田建設)と太田高史さん(ピーエス三菱)が工事概要を説明した後、参加者は視察に回った。
現場では工事の作業状況を確認したほか、動線や休憩所、トイレなどをくまなくチェックし、気付いたことを書き留めていった。
講評では、架設通路・階段の手すりの不安定さや、休憩所とトイレを離して配置するよう求める声もあったが、いずれの現場ともに整理整頓された美しい現場と高く評価され、「通路・階段が広く確保されて通りやすかった」「指定病院の連絡先や地図がラミネート加工されて持ちだせるようになっており便利」といった意見が上がった。
P6-P13工事はPC7径間連続中空床版桁橋で橋長208m、幅員が8-9.2m。3次に分けて工事を進めており、現在は2次のコンクリート打設に向けた作業を行っている。工期は2019年1月末から20年3月上旬まで。9月時点の進捗率は71%。工事場所は兵庫県西脇市嶋地先。
P21-P29工事はPC8径間連続中空床版桁橋で橋長221m、幅員8m。4次での工事となり、既に主桁のコンクリートはすべて打設済み。工期は18年10月上旬から20年2月末までで、9月26日時点の進捗率は93.7%。工事場所は同市西嶋地先。
西脇北バイパスは東播丹波連絡道路の一部を形成し、国道175号の東播磨内陸部と丹波地域間、西脇市などから中国自動車道・滝野社ICへのアクセス向上などを目的とする。