【PC建協関西】2現場でレディースパトロール 女性技術者がならではの目線で改善点を指摘 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【PC建協関西】2現場でレディースパトロール 女性技術者がならではの目線で改善点を指摘

 プレストレスト・コンクリート建設業協会関西支部(森島修支部長)は9月27日、川田建設が施工する西脇北バイパス津万高架橋(P6-P13)PC上部工工事と、ピーエス三菱が施工する同(P21-P29)PC上部工工事の現場で、全国労働衛生週間に伴うレディースパトロールを行った。会員企業6社12人の女性技術者が巡回し、改善点などを指摘した。

川田建設が施工する現場

 冒頭、同協会関西支部の南誠二幹事は「建設業では現場での安全確保、若年者や女性の入職促進などに取り組んでいる。きょうは、女性ならではの目線で、皆さんが安心して働けるよう現場の改善について意見を聞かせてもらいたい。また、女性技術者同士で情報交換などもしてもらえればと思う」とあいさつ。
 続いて監理技術者の好田武史さん(川田建設)と太田高史さん(ピーエス三菱)が工事概要を説明した後、参加者は視察に回った。
 現場では工事の作業状況を確認したほか、動線や休憩所、トイレなどをくまなくチェックし、気付いたことを書き留めていった。
 講評では、架設通路・階段の手すりの不安定さや、休憩所とトイレを離して配置するよう求める声もあったが、いずれの現場ともに整理整頓された美しい現場と高く評価され、「通路・階段が広く確保されて通りやすかった」「指定病院の連絡先や地図がラミネート加工されて持ちだせるようになっており便利」といった意見が上がった。
 P6-P13工事はPC7径間連続中空床版桁橋で橋長208m、幅員が8-9.2m。3次に分けて工事を進めており、現在は2次のコンクリート打設に向けた作業を行っている。工期は2019年1月末から20年3月上旬まで。9月時点の進捗率は71%。工事場所は兵庫県西脇市嶋地先。
 P21-P29工事はPC8径間連続中空床版桁橋で橋長221m、幅員8m。4次での工事となり、既に主桁のコンクリートはすべて打設済み。工期は18年10月上旬から20年2月末までで、9月26日時点の進捗率は93.7%。工事場所は同市西嶋地先。
 西脇北バイパスは東播丹波連絡道路の一部を形成し、国道175号の東播磨内陸部と丹波地域間、西脇市などから中国自動車道・滝野社ICへのアクセス向上などを目的とする。

ピーエス三菱施工の現場

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