【職場体験】宮城建設業青年会が中学生を受け入れ 体験を通し幅広い建設業の仕事を紹介 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【職場体験】宮城建設業青年会が中学生を受け入れ 体験を通し幅広い建設業の仕事を紹介

 宮城県建設業青年会(遠藤康之会長)は12日から14日までの3日間、仙台市立第一中学校2年生3人の職場体験授業を受け入れた。建設業の体験を希望した齋藤海輝君と京野縁士君、木村颯太君が会員企業4社(山辰建設、小松建設、東華建設、寺嶋建設工業)を訪問。それぞれの会社で現場見学や重機試乗、測量体験など、幅広い建設業の仕事の一端を経験した。
 このうち、14日に訪れた、東華建設(塩釜市、須田英樹社長)が施工する宮城県の菖蒲田地区海岸人工リーフ工事の現場で、東日本大震災の影響で沈下した人工リーフを本来の高さまで戻すための海上工事を見学した。
 当日は風が強く波が高かったため、海上からの見学は中止になったものの、佐藤貴宏現場代理人が工事概要や海上土木工事の特長などを解説した後、生徒たちがドローンの操縦を体験したほか、「仕事のやりがい」などについて質疑応答した。
 生徒たちは、「普段は見ることができない現場に感動した」(齊藤君)、「建設業が幅広い場所で活躍していることがわかった」(京野君)、「3日間を通じて、将来の進路が決まった感じがする」(木村君)と感想を語っていた。
 須田社長は「若い人材が少ない中、業界を挙げて将来を担う世代を育てていきたい」とし、佐藤氏も「いま目の前にあるものを大切にして、投げ出さないことが大切だ」と将来の担い手候補にエールを送った。

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