【G空間EXPO2019】G空間社会を支える最先端の技術を紹介@日本科学未来館 11/30まで | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【G空間EXPO2019】G空間社会を支える最先端の技術を紹介@日本科学未来館 11/30まで

 「G空間EXPO2019-地理空間情報科学で未来をつくる」が28日、東京都江東区の日本科学未来館を会場に開幕した。日本測量協会(清水英範会長)、全国測量設計業協会連合会(野瀬操会長)、日本測量機器工業会(平野聡会長)、日本測量調査技術協会(岡部篤行会長)の測量関係4団体が主催する「地理空間情報フォーラム2019」を始め、準天頂衛星システム「みちびき」に関する展示や体験イベント、講演などを通して日本のG空間社会を支える最先端の技術やサービスを紹介する。会期は30日まで。
 28日のオープニングセレモニーでは、運営協議会を代表して深澤典宏国土交通省政策統括官が「高性能の測位情報を始めとする地理空間情報と、多様な未来技術を組み合わせることで生まれるイノベーションを防災分野で活用することは喫緊のテーマだ」とした上で「衛星画像やドローンの活用などがより普及することで、災害状況をいち早く把握し、迅速に情報共有・伝達し、避難・応急活動に生かしていく必要がある」と青木一彦国交副大臣の式辞を代読した。
 日本測量協会の清水会長は「2019年は、明治政府が日本の近代化のために測量事業を開始した時から満150年になる。測量界の者にとってことしは、これまでの測量の歩みに思いを致し、それを踏まえて未来を創造していく年となる」と語った。
 初日は、地理空間情報フォーラム2019が主催する講演会で、フリーライターの菊地正浩氏が「『地圖』が語る我が国の測量・地図史秘話」、岡村次郎国交省官房技術調査課長が「i-Constructionをはじめとした3次元データの取組みについて」それぞれ紹介した。29日には、衛星測位利用促進センターが「SPACシンポジウム2019」を開き、準天頂衛星システムを活用した新たな取り組みなどを報告する。

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