【日建協】女性技術者会議を開催 "男女混合"で議論 悩みや考えを共有し誰もが働きやすい産業へ  | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【日建協】女性技術者会議を開催 “男女混合”で議論 悩みや考えを共有し誰もが働きやすい産業へ 

 日本建設産業職員労働組合協議会(鈴木誠一議長)は11月29日、東京都荒川区のホテルラングウッド日暮里で女性技術者会議を開催した。テーマは「理解しよう男女の違い、共に変えよう建設産業-相互理解から、問題解決へ-」。男女の技術者66人(女性36人、男性30人)が、建設産業が直面する課題の解決へ、活発に討議した。
 誰もが働きやすい建設産業の実現を目的に、2009年度から実施している女性技術者会議は今年度で11回目。集約された女性技術者の意見は行政に対する今後の提言活動に生かしていく。
 冒頭、あいさつした大森一真副議長兼政策企画局長は「数年前まで『女性技術者を増やすためには』ということを議論していたが、いまや建設産業も十分に女性技術者を受け入れることができる環境が整いつつある。(今回は)これまでの女性だけでの議論から、もう一歩踏み込んで、男女でディスカッションする機会を考えた」と“男女混合”の企画の狙いを説明。
 「男女それぞれがお互いの悩みや考え方を理解することでより良い職場環境、より良い建設産業をつくるために何が必要か、活発な議論をお願いしたい」と呼び掛けた。
 討議は、3×3の9つのマスの中心に「作業所での4週8閉所に必要なこと」「パワハラ・セクハラをなくすために必要なこと」といったテーマ、周辺のマスに関連する項目を入れ込んでいくマンダラチャートを用いて、建設産業が直面している各種の課題に対する解決策を議論。それに対する優先付けや自由意見を出し合う中で、解決への糸口を探っていった。
 課題解決に至るプロセスや着眼点が男女で「一致する点」「異なる点(相違点)」をあぶり出すことで男女のギャップを埋めながら、それぞれのグループの意見を集約した。

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