【政府開発援助】鉄建建設がベトナム・ハノイ市の下水道整備事業受注 水環境の改善目指す | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【政府開発援助】鉄建建設がベトナム・ハノイ市の下水道整備事業受注 水環境の改善目指す

 鉄建建設は、ベトナムのハノイ市発注の同市エンサ下水道整備事業パッケージ2を受注し、11月27日に同市上下水道環境建設投資事業管理局との間で契約調印式を実施した。国際協力機構(JICA)とベトナムとの有償資金協力に基づいて計画された政府開発援助(ODA)事業で、ハノイ市における大型下水道整備事業の一環。主にトーリック川護岸法面地下に、下水管を推進工法で設置していく。請負金額は81億円、工期は48カ月となっている。
 同事業は、急激な経済成長によって深刻化している水環境汚染の改善に向けた下水道施設の能力強化を喫緊の課題とするハノイ市において、人口密度の高い市内中心部を対象に同市最大の処理場建設と同施設に接続する下水・排水システムを構築することを目的としている。工事は下水処理場を建設するパッケージ1、トーリック川幹線を施工するパッケージ2、ルー川幹線を施工するパッケージ3、ニュエ川幹線を施工するパッケージ4に分けて発注され、鉄建建設はトーリック川幹線約15.5㎞を施工するパッケージ2を受注した。
 契約調印式であいさつに立った大越邦彦海外事業推進室土木部長は、「本工事はハノイ市の水環境改善に貢献する取り組みの1つであり、大きな責任を感じている。工事中は安全を最優先事項として、良質な下水道システムの確立に最善を尽くす」と語った。

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