【大豊建設、海外主要拠点のマダガスカルと台湾で大規模工事受注】 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【大豊建設、海外主要拠点のマダガスカルと台湾で大規模工事受注】

台湾桃園市都市開発の完成イメージ(出典・『【2020年桃園航空城招商】中文完整版』)

 大豊建設は、海外進出の主要拠点であるマダガスカルと台湾で、それぞれ大規模工事を受注した。台湾は桃園国際空港周辺で計画されている大規模都市開発事業の造成工事「桃園航空城計畫區段徴收工程統包工程(A-1標)」(発注者=桃園市政府)で、契約金額は約194億円。マダガスカルは「国道2号線(アンタナナリボ~トアマシナ間)におけるマングル橋及びマンツァパザナ橋改修工事」(発注者=マダガスカル共和国国土整備・公共事業省)を大豊建設・鴻池組のJVで受注し、契約金額は21億0600万円となっている。

 台湾では、桃園国際空港南東側一体の約1756haを開発するビッグプロジェクトが計画されており、総開発規模は581億元(約2130億円)が見込まれている。今回、受注したのは、開発のために造成する計10工区のうちのA1工区で、土工事(433万m3)、道路工、歩道工、排水溝、ボックスカルバート工、水道管・汚水管・共同溝管埋設、公園緑化・植栽、橋梁3カ所などが含まれている。基本設計は中興工程顧問が担当している。工期は2025年6月まで。



◆マダガスカル・国道2橋梁整備で21億

マングル橋完成イメージ(出典・国際協力機構『マダガスカル共和国アンタナナリボ・トアマシナ間経済都市軸橋梁整備計画準備調査報告書(先行公開版)』

 マダガスカルは、1978年に進出して以来、拠点を置いて継続的に活動している数少ない日本法人となっており、エアホラ湾建設工事を始め、数々の工事を手掛けてきた。今回、受注した工事では、車両がすれ違える国道の中で、1車線区間のためボトルネックとなっている2橋梁を拡張する。マングル橋は長さ102m、幅7mの2径間連続PC箱桁橋で、既存橋梁の上流側に新設する。アンツァパザナ橋は、長さ30m、幅7mの単純PC中空床版橋で、既存橋を架け替える。ODA(政府開発援助)の無償案件で、コンサルタントは長大・建設技研インターナショナルJVが担当している。工期は28・5カ月。



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