【快適性と安全性が向上】大成建設 約30年ぶりに作業服・ヘルメットを全面リニューアル | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

公式ブログ

【快適性と安全性が向上】大成建設 約30年ぶりに作業服・ヘルメットを全面リニューアル

 大成建設は、現場で着用する社員の作業服とヘルメットを全面的にリニューアルする。約30年ぶりの全面刷新となる。素材や機能を見直すことで、現場作業における動きやすさや、着用した際の快適性を高めている。4月1日から新デザインの作業服への切り替えを行う。グループ各社も同様に新デザインへの切り替えを進めていく。
 夏の猛暑や厳冬における業務への対応を目的に、約30年が経過していた従来の作業服の素材や生地の見直しを実施。「夏は涼しく、冬は暖かく」をテーマに全国の500を超す作業所からの要望を取り入れながら、作業服としての機能性を高めた。
 新デザインは、ブルゾンやシャツに同社のコーポレートカラーであるブルー、グリーン、オレンジを配色して大成建設グループとしての一体感を表現した。
 これまでのオーバーシルエットからスマートかつスタイリッシュなシルエットに変更。股下や袖下の伸縮性を高めることで、スマートでありながら、現場での動きやすさを追求している点も特徴だ。
 実際に最新の素材、生地、縫製方法などを採用することで、軽量で通気性・伸縮性・吸汗性・制電性などに優れた作業服を実現。 昨年4月から義務化された「フルハーネス型墜落制止用器具」への対応として、若手社員を中心にしたデモ検証をベースにポケットの位置を見直すなどの工夫も施している。通常のブルゾン、シャツ、 防寒服とは別に「空調服仕様」「寒冷地仕様(防寒着)」も用意する。
 同時に刷新するヘルメットも庇(ひさし)部分の透明化による上方視界の確保や、通気孔の新設による夏季の除熱など機能面の向上を重視。飛来物から作業員の目を保護する「収納式のワイドシールド」を備えたタイプを用意するなど、現場の作業環境に応じて、それぞれが選択できるという。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら