【現場作業を"軽労化"】大成建設ら 建設作業員用「スマートスーツ」の共働研究をスタート | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【現場作業を”軽労化”】大成建設ら 建設作業員用「スマートスーツ」の共働研究をスタート

 大成建設は、北大大学院の田中孝之教授、苫小牧高専の土谷圭央助教、スマートサポート(鈴木善人代表取締役)と、建設業界の現場作業における「軽労化」技術の実用化を目的に作業用アシストスーツの1つであるスマートスーツの着用に関する共働研究をスタートさせる。

作業用スラックスと一体化したスマートスーツPlus


 共働研究のテーマは、作業環境に応じた用途別の建設作業員用「スマートスーツ」の開発や、建設作業員の労災リスク調査、ウェアラブル・センサーによる身体能力の評価・分析など。作業員の処遇改善や安全衛生対策に対するアシスト技術の有効活用に取り組む。

 大成建設は、モデル作業所(建築) にスマートスーツを試験導入するなど、 現場作業を通じた機能検証の場を提供。 積極的にスーツの試着・適用を進めることで 「軽労化」の概念を広めていく。

 建設業界における高年齢労働者の活用による労働力の確保やデジタルトランスフォーメーションによる技術伝承の推進へ、共働研究を軸に厚生労働省や国土交通省が推進する事業やプロジェクトとの連携も図っていく方針だ。



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