【第10回「建築甲子園」県大会】優勝、準優勝に輝いた川崎総合科学高2人を表彰 神奈川県建築士会 | 建設通信新聞Digital

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【第10回「建築甲子園」県大会】優勝、準優勝に輝いた川崎総合科学高2人を表彰 神奈川県建築士会

 神奈川県建築士会(金子修司会長)は8日、第10回(2019年)高校生の「建築甲子園」神奈川県大会(予選)で優勝、準優勝に輝いた川崎市立川崎総合科学高校建設工学科3年生の2人を表彰した。長田喜樹副会長が同校を訪れ、荒井利之校長の列席のもと、優勝した熊谷匠くん、準優勝した増岡歩希くんに表彰状を手渡した。監督は田村雄志先生が務めた。

左から長田副会長、増岡くん、熊谷くん、荒井校長

 熊谷くんの作品「Enviroment Design 芸術を創る三崎」は、廃校した旧三浦市立三崎中学校を活用し、美術館をメインにした地区センターにリノベーションすることで交流の場を創出する提案。実際に現地踏査し、地域住民の声を聞きながら丁寧に練り上げた作品で、審査員からは「大変優れた提案で、ぜひ建築をもっと学び、力を発揮してほしい」「三浦市の現状を理解し工夫がうかがえるので、実現すれば人口減解消を期待できる」「具体的な場所と設定に対し、この地域の問題解決の提案がされている」など高い評価を得た。
 一方、増岡くんの作品「愛を育む映画館」も愛川町立半原小学校の旧木造校舎を活用し、映画館を併設した地区センターにリノベーションする提案で、審査員は「着眼点の良さは高く評価できる」「100年後を見越した廃校利用である」「築93年の校舎を歴史的建造物として残すことは意義深い」などと評価した。

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