千葉市は22日、千葉市都市文化賞2019の受賞作品を発表した。グランプリ(最優秀賞)には椿森コムナが輝いた。優秀賞は建築文化部門4件、景観まちづくり部門2件、景観広告部門1件の計7件を選定した。2月15日に市生涯学習センターで開く千葉市都市文化賞フォーラム2019で表彰する。
椿森コムナは、拓匠開発(千葉市)が千葉公園に隣接する中央区椿森1丁目の住宅地の斜面緑地・屋敷林跡を暫定的に開放したパブリックスペース。ウッドチップや枕木が敷かれた広場にはツリーハウスや小屋、キッチンカーなどが置かれ、秘密基地のような非日常的空間を演出している。
都市文化賞フォーラムでは表彰式、市長講演、受賞者代表プレゼンテーション、表彰選考部会長の栗生明千葉大名誉教授や受賞者代表、選考部会委員らによるパネルディスカッションを予定している。
優秀賞の概要は次のとおり。
〈建築文化部門〉((1)施主(2)設計者(3)施工者)
▽都賀の家(若葉区都賀)=(1)H・M氏(2)三好礼益+須藤建設(3)須藤建設
▽PSR 矢作町(中央区矢作町)=(1)エーエスキャピタルインベストメント(2)ツズキオフィス(3)横田建設マネジメント
▽千葉駅・千葉駅ビル(中央区新千葉1丁目)=(1)JR東日本、千葉ステーションビル
▽坂口電熱千葉ロジスティクスセンター(若葉区上泉町)=(1)坂口電熱(2)(3)竹中工務店
〈景観まちづくり部門〉
▽Yohas(中央区弁天3丁目)=花びと会ちば、拓匠開発
▽堂谷津の里(若葉区谷当町)=バランス21
〈景観広告部門〉
▽幕張ベイパークのサイン(美浜区若葉3丁目)=幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ、イオンリテール