福岡県の第32回美しいまちづくり建築賞の受賞作品が決まった。住宅の部は「平和の家」、一般建築の部は「福岡県弁護士会館」がそれぞれ大賞に選ばれた。3月18日に特別講演会・作品発表会を開き、表彰式は5月30日を予定している。

　2019年7月8日から8月19日にかけて募集し、応募数は住宅29件、一般建築34件の計63件。1次選考で計9件に絞り込み、現地審査などを経て大賞、優秀賞作品を選考した。また、既存住宅のリフォーム・リノベーションでまちづくりに寄与した建築物を表彰する福岡県建築住宅センター理事長賞には「SHINGO-D OFFICE RELOCATION PROJECT」と「montan HAKATA」を選んだ。
　特別講演会・作品発表会では、堀部安嗣京都造形芸術大大学院教授が「懐かしい未来へ向かって」をテーマに講演する。大賞作品を手掛けた設計者が自作を解説し、選考委員長の田上健一九州大大学院教授が審査講評する。
　会場は福岡市の西鉄グランドホテル。時間は午後2時から。
　受賞作品の概要は次のとおり（(1)建築主(2)設計者(3)施工者）。
　〈大賞・住宅の部〉
　▽平和の家（福岡市南区）＝(1)個人(2)TORU SHIMOKAWA architects(3)原口建設。
　〈大賞・一般建築の部〉
　▽福岡県弁護士会館（福岡市中央区）＝(1)福岡県弁護士会(2)古森弘一建築設計事務所(3)奥村組。
　〈優秀賞・住宅の部〉
　▽里山ながや・星野川（八女市）＝(1)八女里山賃貸(2)アトリエ・ワン(3)友建設。
　〈優秀賞・一般建築の部〉
　▽五ヶ山クロス ベース（那珂川市）＝(1)那珂川市(2)yHa architects(3)小柳技建。
　〈福岡県建築住宅センター理事長賞〉
　▽SHINGO－D OFFICE RELOCATION PROJECT（大牟田市）＝(1)信号電材(2)PLAINS DESIGNER(3)Vario、日新建設工業所。
　▽montan HAKATA（福岡市博多区）＝(1)インテリックス(2)DABURA・i(3)サンコービルド、クレアプランニング。

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