【宮城事協・60周年記念事業】BIM普及へ 開設者向けにセミナーを開催 2020年度は実務者研修 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【宮城事協・60周年記念事業】BIM普及へ 開設者向けにセミナーを開催 2020年度は実務者研修

 宮城県建築士事務所協会(高橋清秋会長)の創立60周年記念事業がスタートした。今後、2年間にわたりBIMの普及促進の取り組みなどを展開する。27日に初弾となる会員事務所の開設者・管理建築士向けのBIM活用セミナーを仙台市内の県建築設計会館で開いた。2020年度は専門施設を活用して、実務者を対象とする連続セミナー「BIM研修会」を開催する予定だ。
 同会は、日本建築士事務所協会連合会の「BIMと情報環境ワーキンググループ」などを通じてBIMを活用した新しいマーケットづくりや設計プロセスなどについて検討を重ねてきた。
 この日のセミナーは、会員にBIMの知識・現状などを理解してもらうために実施。会員事務所の代表者約80人が参加した。
 席上、あいさつに立った高橋会長は「今後、高い確率で宮城県沖地震が発生すると予想されている。災害対応には人が直接現場で発揮する基本的な技術力が必要になる。一方、日々技術は進歩しており、われわれはBIMなどの最新技術も踏まえて活動していかなければならない」と語った。
 セミナーの第1部は、同ワーキンググループ委員の吉田哲日建設計3Dセンター室長が「国土交通省による“建築BIM推進会議”の進捗状況、今後の見通しについて」、グラフィソフトジャパンの村田晶規氏と上野裕平E-SYSTEM一級建築士事務所建築設計室長が「BIMとは? 導入のための予備知識」と題してそれぞれ講演した。

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