【修成建設専門学校】「卒業展2020-多様な想いをカタチに。-」を開催 2年間の集大成を発表 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【修成建設専門学校】「卒業展2020-多様な想いをカタチに。-」を開催 2年間の集大成を発表

 修成建設専門学校は15、16の両日、大阪市のSYUSEI HORIE LABで「卒業展2020-多様な想いをカタチに。-」を開いた。学生が取り組んだ卒業制作や学外コンペ、産学連携の取り組みなど、同校で学んだ2年間の集大成をパネルや模型で発表した。卒業作品のグランプリには建築学科のジェシカ・ン・ユエ・テンさんの作品、「ARTIFICIAL 人造自然」が選ばれた。

グランプリの作品

 準グランプリは建築学科から逸見理愛さんの「人が集まる場所-インバウンドに対する整備と日本人と外国人の交流-」、森耀大さんの「都会の休らぎ場」、上森彩加さんの「ちょい足し-点と点を線にする浜街道復興計画-」の3作品が受賞した。
 卒業制作の審査は同校の教員が330点のうち58点を奨励賞として選考し、この中からグランプリ1点、準グランプリ3点、専攻コースごとのコース賞17点を選んだ。
 16日には各賞の受賞式が行われ、グランプリと準グランプリの受賞者がプレゼンテーションし、ゲストとして招かれたコンパス建築工房の西濱浩次社長、大阪市大大学院工学研究科の倉方俊輔准教授、井上久実設計室の井上久実代表が講評、アドバイスを送った。
 環境問題に着目したジェシカさんの作品は、統合型リゾート(IR)内で水面上に浮かぶ「FLOATING ARCHITECTURE」(浮動建築)を提案。学校、寮、講堂、商業施設などで構成する複合施設で、問題提起から立地の選定理由や品質、自然環境を踏まえた提案など、斬新なアイデアが高く評価された。
 授賞式の最後に、堤下隆司学校長が「卒業展は毎年スキルが上がっており、楽しみにしていた。ことしは現在の社会情勢を意識した作品が目立った。卒業作品の制作は大変だったと思うが、この貴重な体験がどこかで必ず役に立つ。4月から社会に出て働き始める皆さんの活躍を期待している」と受賞者を激励した。
 
 
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