修成建設専門学校は15、16の両日、大阪市のSYUSEI HORIE LABで「卒業展2020-多様な想いをカタチに。-」を開いた。学生が取り組んだ卒業制作や学外コンペ、産学連携の取り組みなど、同校で学んだ2年間の集大成をパネルや模型で発表した。卒業作品のグランプリには建築学科のジェシカ・ン・ユエ・テンさんの作品、「ARTIFICIAL 人造自然」が選ばれた。
卒業制作の審査は同校の教員が330点のうち58点を奨励賞として選考し、この中からグランプリ1点、準グランプリ3点、専攻コースごとのコース賞17点を選んだ。
16日には各賞の受賞式が行われ、グランプリと準グランプリの受賞者がプレゼンテーションし、ゲストとして招かれたコンパス建築工房の西濱浩次社長、大阪市大大学院工学研究科の倉方俊輔准教授、井上久実設計室の井上久実代表が講評、アドバイスを送った。

授賞式の最後に、堤下隆司学校長が「卒業展は毎年スキルが上がっており、楽しみにしていた。ことしは現在の社会情勢を意識した作品が目立った。卒業作品の制作は大変だったと思うが、この貴重な体験がどこかで必ず役に立つ。4月から社会に出て働き始める皆さんの活躍を期待している」と受賞者を激励した。
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