【心豊かになる都市づくりを】木造耐火建築協会が木造化推進セミナー 世界に未来の姿示す | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【心豊かになる都市づくりを】木造耐火建築協会が木造化推進セミナー 世界に未来の姿示す

 日本木造耐火建築協会(木村一義会長)は20日、大阪市の府立国際会議場で「森林を活かす都市の木造化推進トップセミナー-純木造で都市をつくる」を開いた。関係者ら約300人が参加した。
 冒頭、木村会長は「次代の子どもたちのために、健康で心豊かに生きられる木造都市をつくりたい。いま、木造建築業界は大きな変革の時を迎えている。木の文化の国である日本から世界へ、未来の都市の姿を示していこう」とあいさつした。
 来賓出席した大阪市会議員で政令指定都市木材利用促進議員連盟の会長を務める木下吉信氏、長田朋二農林水産省近畿中国森林管理局長の祝辞に続き、遠山明国土交通省住宅局住宅生産課木造住宅振興室長が「木造住宅・木造建築物の振興について」をテーマに基調講演した。
 遠山室長は木造住宅・建築物供給の現状を説明。地域型住宅グリーン化事業やサステナブル建築物等先導事業(木造先導型)など木造振興施策を解説し「非住宅や中大規模の木造建築物はまだまだ少ない。各種施策が木造の良さを生かせる建築物の増加に寄与することを期待している」と述べた。
 その後、古久保英嗣日本住宅・木材技術センター理事長が「森林環境譲与税と木材利用の推進」をテーマに講演した。
 第2部では堀池隆弥大林組設計本部プロジェクト設計部副部長が高層耐火純木造建築物「(仮称)OYプロジェクト計画(横浜市)」について、仲山雅一久米設計環境技術本部構造設計部部長が純木造9階建ての「玉川学園学生寮(東京都町田市)」について、安達広幸シェルター常務取締役が製材による純木造7階建てビル「仙台駅東口プロジェクト」について、それぞれ解説した。
 
 
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