【野村不動産】第2弾・大規模高機能型物流施設 「Landport青梅II」竣工 カテゴリーマルチを展開 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【野村不動産】第2弾・大規模高機能型物流施設 「Landport青梅II」竣工 カテゴリーマルチを展開

 野村不動産が東京都青梅市で進めている大規模高機能型物流施設の第2弾となる「Landport青梅II」が4日に竣工した。設計施工を担当した錢高組は、使いやすさと洗練したデザインにつくり上げた。テナントの“リクエスト”を組み込んだ「カテゴリーマルチ」の物流センターが誕生した。設計段階から1年以上にわたり協議に参加した鴻池運輸が、飲料商品などの保管・荷役用に利用する。

使いやすさと洗練したデザインにつくり上げた

 青梅IIの規模は、RC・S造3階建て延べ6万7048㎡。旧東芝青梅工場跡地(末広町2-9-13)の敷地約12haを3期に分けて物流施設を建設する同社最大規模のプロジェクト。
 青梅IIは、2018年12月に完成したRC・S造3階建て延べ6万1121㎡の青梅Iで採用したカテゴリーマルチのコンセプトを継承した。汎用性があるマルチ型と専門性に特化したBTS(オーダーメイド)型の中間に位置付け、テナントの業種特有のオペレーションを効率化する。
 両面バースを採用したのが青梅IIの大きな特徴。片面バースに比べてトラックを寄せるスペースが多くなり、搬入・搬出が多い飲料水を扱う業種にメリットが大きいという。長距離輸送や連結輸送の増加を見据え、大型トレーラーにも対応している。
 4日の神事では、問田和宏野村不動産常務執行役員都市創造事業本部長や錢高久善錢高組社長らが玉ぐしをささげ、工事の無事完成を祝った。出席者を代表して問田本部長は、「昨年発生した台風10号、19号の被害で工期が遅れるおそれが出たが、現場の尽力で工期内に高品質な建物に仕上がった」と述べた。

玉ぐしをささげる錢高社長

あいさつする問田本部長

 同社は「エリアの特性を分析することで希少性を高める」とし、条件が整えば積極的にカテゴリーマルチを展開する考えだ。
 
 
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