【段差、障害物を検知】竹中工務店ら 次世代高所作業車を開発 作業所で導入、レンタルも | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【段差、障害物を検知】竹中工務店ら 次世代高所作業車を開発 作業所で導入、レンタルも

 竹中工務店と朝日機材(東京都墨田区)、レンタルのニッケンは、作業床を上昇させたまま作業所で安全に走行できる高所作業車「建トゥン」(ケントゥン)を共同開発した。建設工事における高所作業の生産性向上策として全国の作業所に積極的に適用する考え。大阪市内の竹中工務店の3作業所で導入済みで、2020年は台数を増やし、20作業所以上の導入を目指す。3月からはレンタルも始めている。
 通常、高所作業車の移動は、段差や障害物の状況が日々変わる作業所内において、安全を確保するため必ず作業床を最下部まで下げる必要があり、上下させる時間や手間がかかっていた。
 建トゥンは、高低25mmの段差を検知できる前後段差検知機能と、衝突ダンパーにより15mmの変異を検知して障害物への接触を防ぐ前後障害物検知機能、作業床の四隅に設けたリミットスイッチによる上部障害物検知機能の3つの機能を持たせることで、安全に移動することができる。
 サイズは、本体が長さ1790mm、幅750mm、高さ1840mm、車両の重量は800㎏。作業床の最大高さは4500mm、最大積載荷重が200㎏で乗車人数は1人。作業車の製造は北越工業が担当する。
 
 
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