【省エネ率72%見込む】五洋建設の技術研究所展示実験棟 ZEB化技術実証目指した改修が完了 | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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【省エネ率72%見込む】五洋建設の技術研究所展示実験棟 ZEB化技術実証目指した改修が完了

 五洋建設は、栃木県那須塩原市にある技術研究所展示実験棟の省エネ改修工事を完了した。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化技術の実証研究を目的に、省エネ率72%(創エネ含まず)を見込んで改修した。

太陽熱集熱パネル、直流給電装置

 同社では、2019年2月に施工した久光製薬ミュージアムで建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高ランクの認証を取得した。
 今回の展示実験棟の改修では、これまでの取り組みを一歩進め、「水の熱を利用した空調技術」「空気の流れや状態を利用した空調技術」「高断熱化や太陽熱利用など熱を制御する技術」「センサーなどを使った効率的な設備制御技術」「直流給電システムなど電気利用効率化技術」の5点をコンセプトとし、最新技術を含めた約30の省エネ技術を建物内に配置して融合することで、高い省エネ率を実現する。
 ZEBの取り組みを体感する建物として、導入した技術の運用効果を検証するとともに、ZEB化・省エネ化や室内環境の研究開発を推進して顧客への設計提案や技術提案などに活用する。

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