東芝と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、他社メーカーの複数の自律型移動ロボットを共通のシステムで運用できるようにするインターフェース「AMR-IF」の仕様を策定した。操作端末のソフトウェアのサンプルをオープンソースソフトウェアとして3月30日から公開した。今後、国際標準化を目指す。
今回、NEDOの「ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクト」の一環で、移動ロボットと運行管理システムとの相互接続手順を定めた移動ロボットインターフェースとなる「AMR-IF」の仕様をまとめた。メーカーや種類が異なる複数の移動ロボットを使って、効率的な移動経路の策定やデッドロック回避などを行う運用管理システムを構築できるようになる。
2019年12月に開催された「国際ロボット展2019」のNEDOブースで、THK、セック、パナソニックとともに、今回公開したGUIソフトウェアを使ってメーカー・種類が違う3台が連携するデモンストレーションを実施し、上位システムで異なるメーカーのロボットを管理できることを実証した。