【超軽量で運搬が簡単】三協エアテック 冷房と換気同時に行える空調システムを開発 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【超軽量で運搬が簡単】三協エアテック 冷房と換気同時に行える空調システムを開発

 三協エアテック(大阪市、加来裕生代表取締役)は、熱中症対策用の冷房と感染症対策用の換気を同時に対策できる超軽量空調ダクトシステム「エアホースワン」を開発した。工場や工事現場の休憩スペースなどでの利用を想定している。
 屋内における新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための対策としては、密集・密接を避けるほかに、換気の励行が推奨されている。ただ、エアコンの利用が欠かせない夏場には換気が難しく、『密閉』状態を回避できなくなる恐れがある。ミスト冷却も可能だが、湿度が上がり、不快指数が上昇する。スポットエアコンではエアコンの周囲しか冷却できない。
 エアホースワンは、高密度ポリエチレン100%で1m当たり85グラムという軽量の布ダクトとスポットクーラーなどの空調機を組み合わせ、冷却された空気を広範囲に届けられる。屋外ではダクトをテントに取り付けて冷却エアを供給して大人数に同時に冷気を送れるほか、屋内では外気を冷却して供給するため換気と冷房が同時に実現できる。オプションでウイルスを不活性化するオゾン装置との組み合わせも可能。ダクトの素材が軽いため、運搬・設置も容易で、部材をモジュール化しており自由にダクトレイアウトを拡大・縮小できる。
 工事現場の休憩所のほか、ガーデンカフェテラスや屋外イベントの救護テント、ビニールハウスなどでの利用も想定している。

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