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【デザインの力でイノベーションを】プラナス 研究者の想像力を刺激する建築設計の秘密とは

最終更新 | 2020/06/03 14:44

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 前身であるオリエンタル技研工業(東京都千代田区)の子会社(オリエンタルサービス)時代も含め、プラナス(同)はことしの11月に設立30周年を迎える。経営理念に据える「DESIGN FOR DISCOVERY & INNOVATION」を実践しながら、研究・開発施設専門の建築設計事務所として化学・化粧品・医薬品メーカー・大学の研究所などの設計や企画を数多く手掛けている。ぶれない哲学を持ち、「研究者の想像力を刺激する施設づくりをサポートし、日本経済の発展に貢献したい」と力を込める林正剛社長に、今後の戦略などを聞いた。

 米国の大学卒業後、広告制作会社を経て父親が経営するオリエンタル技研工業に入社し、研究設備の開発・デザインなどを手掛けていたが、「建築的なアプローチで研究所をより良くすることで日本の経済を発展させる。日本には研究開発、知しか残っていない」という思いが次第に強くなっていく。

林 正剛氏


 オリエンタル技研工業の周年記念誌の発刊に当たって企画を検討している時に、米国に研究所専門の建築家がいることを知り、カリフォルニアのコーンバーグ・アソシエイツを訪れたことが大きな転換点となった。「原稿を書いてもらう目的で訪問したが、物件を見せてもらって圧倒された。日本の研究所は、きつい・汚い・臭くて危険というモノトーンの作業場だったが、米国ではクリエーターのための環境が整っていた」と振り返る。

 大きな衝撃を受け、コーンバーグ・アソシエイツのケン・コーンバーグ代表取締役に、「私が東京事務所をつくるので、ラボの建築設計を教えてくださいと頼み込んだ」という。日本でコーンバーグ事務所を設置後、2002年にプラナスを立ち上げて独立した。

 会社を設立する際には、徹底的なリサーチを実施。「大手、準大手の設計事務所が群雄割拠する中で、同じビジネススタイルで真っ向勝負しても勝ち目はない」ことから、研究・開発施設に特化することにした。

 「大手、準大手が手を出さない分野で絶対に負けない実績づくりをものすごいスピードでやってやろう」と心に決め、この十数年走り続けてきた結果、業績は堅調に推移している。「いまのところコンペでもほぼ負けはない。大手組織事務所にも負けない強みがわれわれにはある」と自信を見せる。

 現在の陣容は約40人で、メインは建築出身だが、研究者、グラフィックデザイナーなど多彩な人材が複雑な課題解決に向けて、さまざまな切り口からイノベーションを起こす仕掛けを提案する。

 「必ずしもハードすべてを入れ替えなくても、イノベーションを起こすことができる」というように、研究・開発施設の企画、設計・監理のほか、CI(コーポレート・アイデンティティー)ロゴの作成、白衣のデザイン、コーヒーのプロデュースなども手掛けている。

 イノベーションを起こすためには、「ベースの組織を変える。組織を変えるためには人の心が前に動くための広い意味での環境づくりが重要になる」と指摘する。「環境を整えれば人材が集まり、新たなカルチャーが生まれるという好循環を生み出す」。単なる施設づくりだけでなく、持続可能な企業文化の創出を常に視野に入れる。

 設計や空間プロデュースに当たっては、人と人との交流を特に意識し、研究者の想像力を刺激するポイントの1つに「カジュアルで、ある種、カオス化した環境」を挙げる。「ノーベル賞受賞者をたくさん生み出しているある研究所は、エスプレッソマシンに年間150万円投資していた。1カ所コーヒーを飲むスペースを設けることで研究者が交流し、新たなアイデアが生まれる」。多様なコミュニケーションでイノベーションの種が生まれる環境づくりに力を入れる。

デニム地の白衣とホワイト ボードもデザイン


 自社のオフィスには、コミュニケーションルームやバーを備え、多様なつながりによるアイデアの創出を実践している。「研究者や経営者を集めてミーティングすることで、新たな発想も生まれている。アフターコロナの時代、つながりが分断されていくからこそ、もっとつながっていけるように後押ししたい」と意気込む。

内外を問わずコミュニケーションを図るため、オフィスにはDiscovery Barを設置


 新型コロナウイルスの影響による今後の市場動向については、「グローバルなサプライチェーンが分断されることを目の当たりにし、自前の研究所の国内回帰があるかもしれない」と見ている。

 設立30周年という1つの節目を迎え、「施設の引き渡し後にも、伴走者として事業への投資や企業とのマッチングなどもできればと考えている」とビジョンを描く。社名のプラナスには、英語の「LET’s PLAN IT WITH US」(ともに計画しましょう)、ラテン語の「計画する」などの意味が込められている。

 「『イノベーション・アーキテクト』と勝手に言っているが、デザインの力で企業にイノベーションを起こし、ひいては日本の経済を前に動かしていきたい」。今後も専門性に磨きをかけ、人の心と経済を動かし続ける。

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