土木学会（田代民治会長）は、土木界の情報を一元化した一般市民向けのウェブサイト「土木（i）」（どぼくアイ）を14日に開設する。サイトには国土交通省を始め、土木に関連する約30団体が実施する市民交流行事の年間スケジュールを掲載。充実した検索機能により知りたい情報を素早く取り出すことができる。担い手確保の一環として、学校向けに特化した現場見学会の一覧も掲載しており、学校と現場をつなぐツールとして活用していく。
　土木学会は、2016年3月に設置した「土木広報戦略会議」でサイトの設置に向けた検討を進めてきた。13日に東京都新宿区の学会本部で会見した田代会長は、「一般向けの行事を中心に情報を一元化することで、土木の魅力を積極的にPRしていきたい」と、サイトの効果に期待を寄せた＝写真。
　サイトには市民交流行事の年間スケジュールなどを掲載。開催が近い行事についてはスライドショーで表示するなどの工夫を凝らしている。開催場所やイベントの種類、参加要件などによる検索も可能だ。
　学校向けに特化した現場見学会の一覧には、立ち上げ段階で約130件のスケジュールを掲載する。今後は、過去に開催されたイベントの情報を掲載するなど、コンテンツのさらなる充実を図っていく。

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