【建設現場の健康管理支援】MCデータプラス「建設サイト・シリーズ」に新たなサービスが登場 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

公式ブログ

【建設現場の健康管理支援】MCデータプラス「建設サイト・シリーズ」に新たなサービスが登場

 MCデータプラスは、クラウドサービス「建設サイト・シリーズ」の新たなラインアップとして、作業員向けアプリ「My建設サイト」と元請会社向けサービス「健康管理サイト」の提供を開始した。新型コロナウイルス感染症予防を始めとした建設現場の健康管理支援に貢献するサービスで、安全書類作成サービス「グリーンサイト」の通門管理機能を利用している建設現場・作業員であれば無償で利用できる。
 My建設サイトは、スマートフォンまたはタブレット端末から利用できるアプリで、作業員が毎日の検温結果を簡単に報告できる「検温レポート」と、グリーンサイトの通門管理機能などで本人確認に利用するQRコードを表示し通門カードの代わりに利用できる「通門QRコード」の2機能で構成している。
 検温レポートは、検温した体温計を撮影し、当日入場する現場にチェックを入れて提出だけで、画像認識で結果を読み込み登録できる。検温結果が37.5度以上だった場合は発熱を警告する表示がされるほか、日々の検温・報告履歴は作業員自身がアプリ内で確認できる。
 健康管理サイトは、作業員がMy建設サイトを通じて提出した検温結果を管理するためのサービス。照会画面は現場別に一覧化されており、集計結果や作業員情報、入退場履歴も表示できる。発熱者や未提出などは表示切替ボタンで簡単に絞り込むことができ、通知送信ボタンから入場自粛依頼や提出催促のメッセージを一斉送信することも可能だ。送信したメッセージは、My建設サイトにアプリ通知として表示される。
 今後、検温結果以外の潜在的な体調不良の有無を確認するための簡易アンケート機能の追加や、従来型携帯電話(ガラケー)からの検温結果報告機能など提出率100%を目指した機能拡充を予定している。実装時期について中川貴雄建設クラウド事業部事業戦略企画チームチームリーダーは「7月中を目指しており、遅くとも8、9月までには実装したい」と語った。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら