【全国市街化区域で提供】日建設計総合研究所 徒歩での生活しやすさ数値化する評価指標開発 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【全国市街化区域で提供】日建設計総合研究所 徒歩での生活しやすさ数値化する評価指標開発

 日建設計総合研究所は、東京大学空間情報科学研究センター不動産情報科学研究部門の監修で、徒歩での生活しやすさを都市のビッグデータから数値化した不動産周辺環境の評価指標「Walkability Index(仮称)」を開発した。

ヒートマップ表示による可視化

 同指標は、ある地点から徒歩で到達できる範囲に、スーパーやコンビニエンスストア、カフェ、飲食店といった施設がどれだけ集積しているかを100点満点で評価する。ゼンリン提供の各種データと、都市に関するオープンデータを用いて算出し、全国の市街化区域を対象に指標の提供を予定する。
 同指標は、初めて訪れるまちでも周辺環境が直感的に把握しやすくして、いま住んでいるまちとの比較が容易にできる。詳細な歩行経路データによって、徒歩圏を設定し直線距離を用いた場合より実態に近い評価を出すことも可能。50m四方のエリアごとに点数を算出して同じ駅の周辺でも場所による差も表現できる。

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