【若手に】小説で読む建設現場ノウハウ 大建協が『百術千慮-先輩建設マンからのメッセージ』出版 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【若手に】小説で読む建設現場ノウハウ 大建協が『百術千慮-先輩建設マンからのメッセージ』出版

 大阪建設業協会の建築委員会(村川洋一委員長)が、若手社員向けのテキストとして『百術千慮-先輩建設マンからのメッセージ』を出版した=写真。架空の建設現場が舞台の小説仕立てで、現場の知恵を分かりやすく伝えるユニークな内容に仕上がっている。
 大阪市内にある事務所ビル現場で働く入社3年の若手社員が主人公。現場所長や先輩社員、現場の職人や設計担当者らとのやりとりを通し、仮設工事から内装までさまざまな施工のポイントやノウハウが学べるよう工夫されている。
 同委員会の河原慎治副委員長によると、若手社員による座談会やベテラン技術者へのヒアリングなどで材料集めをした上で、最終的に建物をつくるプロセスにあわせたストーリーに仕立てたという。技術の継承が課題となる中、同書を通じ「若手に対するベテランたちの希望や愛情も感じてもらえたら」(村川委員長)とも。
 価格(税込み)は会員が1500円、会員以外は2000円。問い合わせは同協会・電話06-6941-4822。

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