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【本】視野を広く全感覚をフル活用するために 『直感で理解する! 構造力学の基本』著者・山浦晋弘氏に聞く

最終更新 | 2018/05/24 16:01

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 2016年4月に『直感で理解する! 構造設計の基本』を出版した。「数式をほとんど使わず、文章とイラストで楽しく読める」を謳った同書は好評を博し第3版まで増刷されている。そのコンセプトを受け継いだのが今回の本だ。「どちらかと言えばものづくりに主眼を置いた」前作と異なり、土木建築の根幹をなす学問の領域に足を踏み入れた。構造力学の解説書は数多あれど、「できるだけ敷居を低くして、これまでにない本にしたい」と、約1年をかけて出版に至った。

安井建築設計事務所大阪事務所構造部長 山浦晋弘氏

 まえがきには「いきなり難しいことを正確に覚えようとするより、まず感覚として理解することのほうが大切」とある。「日常のなかに、構造力学の理解につながる素材はたくさんある」からだ。たとえば力のつりあいを説明する項目では「綱引き」を、片持ちばりは「飛板」を例に挙げて説明する。身近にある事象を入り口にしながら、構造力学の理解に必要な原理や数式をできるだけ端的に説明することを試みた。
 非常勤講師として指導に当たっている大学生たちに対しても、普段から「暗記はするな」と指導しているのだとか。「資格取得のための対策はもちろん必要だが、数式や公式を丸暗記しても構造力学を理解したことにはならない。原理さえきちんと理解すれば、後は応用がきく」とも。
 こうした思いの背景には、山浦氏が抱く「危機感」がある。「最近、視野の狭い人が増えているような気がしてならない」。設計とは本来「全感覚をフル活用しなければならない」仕事だ。だが業務が細分化され「ともすればゲーム感覚に陥りかねない」と危惧する。そんな時だからこそ構造設計を始め「建築に携わる者として、視野を広げることが求められている」と強調する。
 大切なのは好奇心を忘れず、人間としての「引き出し」を増やすことだと説く。山浦氏自身55歳の時からベースギター演奏に取り組み始めた。アドリブ主体のジャムセッションの面白さに、改めて気づかされたという。
 「ジャムセッションと建築は似ている。全員の息があわないと良い演奏はできない。同じように建築も設計者と現場、クライアントも含めコミュニケーションがきちんととれていない限り、良い建物は絶対建てられない」。多忙な日々のなかでの執筆となったが、「自分の考えを整理し、まとめる良い機会にもなった」と振り返る。
 4月に還暦を迎えた。「後に続く人たちのために何か残しておかなくては」と考えるようにもなった。「直感」シリーズ第3弾のアイデアをひそかに温めつつある。「デザインと構造技術の接点について、書いてみたい」

『直感で理解する! 構造力学の基本』 学芸出版社 2400円+税

 著者の山浦氏は長年、安井建築設計事務所に勤務、現在大阪事務所構造部長の要職にある。そのかたわら母校・大阪市大で非常勤講師として教鞭を執るほか、日本建築構造技術者協会(JSCA)の関西支部長も務めている。実務家・教員としての豊富な経験をもとに、建築を学び実務に当たる上で知っておくべき構造力学の基本を同書で解説している。執筆のコンセプトは「読ませる構造力学」。「気軽に手に取ってもらえるスタイル」を心がけ、数式の紹介は最低限にとどめたうえ、全て本人の手描きというイラストも添えて、ノートのようなアナログ感を演出している。「構造力学を学ぶ前に」「構造力学の基礎」「静定構造」「不静定構造」の4章で構成。1級建築士試験にも役立つ「力学問題アラカルト」付き。構造力学の先にある構造設計の魅力が見えてくる1冊。

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