【タッチレス操作で感染防止】フジテック 非接触ボタン適用対象エレベーターを拡大 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【タッチレス操作で感染防止】フジテック 非接触ボタン適用対象エレベーターを拡大

 フジテックは、標準型エレベーター「エクシオール」新規設置の有償付加仕様となるタッチレスでエレベーターを操作する「非接触ボタン(旧称・非接触呼び登録)」の適用対象を1日から広げた。設置可能フロア数の制限を6フロアまでから12フロアに拡大した。これにより、オフィスやホテル、商業施設、マンション、病院など設置できる建物用途が広がった。今後は、既設エレベーターへの適用を目指して研究開発を進め、「ニューノーマル」に適応するエレベーターの提供を強化する。

従来のプッシュ式ボタンと非接触ボタンを併設したハイブリッド型のイメージ図(上・かご内、下・乗場)

 非接触ボタンは4月から販売を始め、食品工場や研究開発施設をターゲットとしていた。新型コロナウイルス感染症が広がる中、マンションやオフィス、商業施設などに適用を求める引き合いが多かったことから、適用対象を拡大した。
 適用フロア数が広がったことで、片側にドアが開くタイプのマンション向け住宅用エレベーター、病院・福祉施設向け寝台用エレベーターにも、非接触ボタンを設置できるようにした。
 また、赤外線ビーム式の非接触ボタンとプッシュ式のボタンを同一操作盤内に設置するハイブリッド型をラインアップし、片側にドアが開くタイプのエレベーターや、7フロア以上に停止するエレベーターに採用する。これまではプッシュ式ボタン用操作盤と非接触ボタン用操作盤を別々に設置していたが、同一操作盤に納めることで意匠性を高めるとともに、従来のエレベーターに近い操作方法となり、利用者の使いやすさを向上した。
 非接触ボタンは赤外線ビーム式センサーを使う。同ボタンに手をかざすと、エレベーターの呼び登録、行き先階登録ができる。センサーは手をかざすことで赤外線ビームの反射を検知し、反応する。ボタンに触らず操作できるため衛生的といえる。

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