【人・モノの動きを見える化】WHEREが提供する"ニューノーマル"対応のデジタルサービス | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【人・モノの動きを見える化】WHEREが提供する“ニューノーマル”対応のデジタルサービス

 オフィスや建設現場がウィズコロナ時代の“ニューノーマル”に対応するため、WHERE(東京都千代田区、丸田一社長)は、「エックスビーコンプラットフォーム」を展開している。実空間の人やモノの動きをリアルタイムに可視化するデジタルツインを構築する技術で、オフィスでは遠隔地から勤務状況や職場環境を把握する「EXOfice」(エックスオフィス)、建設現場では入退場管理や従事者の健康状態を一括把握する「大量健康モニタリング」を始め、各種サービスを提供している。

1つ9,800円から提供している


 エックスビーコンプラットフォームは、「フラッド型メッシュネットワーク」を活用したIoT専用のインフラで、人やモノの位置を測るBLE(Bluetooth Low Energy)タグや各種センサーに常時接続し、クラウド上に多種多様な情報を収集することでサービスを組み立てる。

 例えば、ダッシュボード上のフロアマップに人の位置を表示し、アイコンをクリックすると氏名や写真、社員番号などをポップアップ画面に表示したり、会議室の予約活動状況やトイレ・食堂の混雑度を表示するなど、さまざまなサービスを提供する。大規模オフィス、土木や洞道工事現場で導入が進んでいるという。

作業者の位置情報/バイタル情報を見える化


 「大量健康モニタリング」では、リストバンド型高性能センサー付ウェアラブル端末「EXVital」(エクスバイタル)を作業員に装着してもらい、皮膚温や脈拍などの健康情報を自動収集し、熱中症予防や健康異常者の検知に役立てる。ダッシュボードに全作業員の位置や健康状態を見える化し、異常のある人をいち早く把握する。マスク着用で例年以上に熱中症対策が必要になる中、常時定期的な監視を実施するなどさまざまな活用が可能だ。

 丸田社長は「自己申告ではなくエビデンスに基づいた健康管理が可能」と特徴を挙げる。
 新型コロナウイルスの「濃厚接触者追跡ツール」も提供している。オフィスや現場に感染者が発生した際、過去にさかのぼって誰がどの場所を使い、誰と交流したかを把握する。また、全社、組織、フロア単位の出社率を把握し、空間の密度も可視化できる。「感染経路や密度を分析し、危険性を察知する。デジタルツインを新型コロナウイルス感染症対策に役立てる」と目的を語る。

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