【子育てに奮闘中の代理人ら登場】東北建設業青年会 広報誌『技術者物語Vol.8』発刊 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【子育てに奮闘中の代理人ら登場】東北建設業青年会 広報誌『技術者物語Vol.8』発刊

 東北建設業青年会は、会員企業の技術者にスポットを当てた広報誌『技術者物語Vol.8』を発刊した。子育てに奮闘しながら現場代理人を務める女性技術者や、インターンシップがきっかけで建設機械を操縦するようになった女性オペレーターらバラエティー豊かな男女6人が、建設企業で働くやりがいなどについて熱く語っている。各県青年会(部)を通じて、高校・大学などに配布し、地域建設業の技術者が果たしている役割をPRすることで、担い手の確保につなげたい考えだ。

 技術者物語は、地域建設企業の広報活動の一環として2012年度から発刊。建設産業への入職を希望している学生らに技術者の仕事内容や役割の大きさを理解してもらうのが狙いだ。

 会員企業を代表して各県1人ずつの技術者が、▽入職の動機▽仕事のやりがいと達成感▽建設業の魅力–などについてエピソードを交えながら語っている。

 8冊目となった今回は、女性4人と男性2人を掲載。高橋奈美子さん(秋田県横手市、マルサ建設)は2人目の子どもを出産した2カ月後に秋田県発注の防雪柵設置工事の現場代理人に就いた。子どもたちが体調を崩して仕事を休まざるを得ない時もあったが現場スタッフのサポートもあって無事に完工にこぎ着け、県工事では女性技術者として初めて優良表彰を受賞した。

 酒井美優さん(福島県金山町、大和建設工業)は、弱冠21歳。高校2年生の時にインターンシップで訪れた現場実習で出会ったダンプカーの女性ドライバーに憧れ、建機オペレーターを目指した。女性オペレーターの求人が少なく、就職には苦労したが、根気強く就活を続け、希望の職種に就いた。

 これら技術者紹介のほか、「上司・先輩から一言」「職場訪問」「教えて!建設用語」「現場(休日)の1日」の各コーナーを設けている。
 A4判14ページ、オールカラー。7000部発行。

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