【耳の痛さや違和感を軽減】明電舎 ヘルメットに脱着可能なマウスシールドを販売開始 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【耳の痛さや違和感を軽減】明電舎 ヘルメットに脱着可能なマウスシールドを販売開始

 明電舎は、建設現場や製造現場の作業員向けにヘルメットへの脱着可能なマウスシールドを開発し、7日から販売を始めた=写真。ヘルメットのあごひもにクリップでマウスシールドを取り付けることで、会話などでの正面への飛沫や他人からの飛沫を効果的に抑制できる。
 開発したマウスシールドは、クリップの利用によって、長時間の使用でも耳の痛さや違和感を軽減できる。ファン付き作業服との併用では、涼しい風が口元にも入る。帽子などであごひもがない場合は、クリップをゴムひもと交換することで使うことができる。
 新型コロナウイルス飛沫拡散防止としてマスクの着用が推奨される中、建設現場では熱中症予防のため、マウスシールドの必要性が高まっている。同社は市販のマウスシールドをさらに作業現場用に使いやすくするために、現場で働く若手作業員などの意見を取り入れ、ヘルメット着用者向けのマウスシールドを考案し、製品を開発した。製品の特許も出願している。
 何も付けずにくしゃみをした場合と、製品を着用した飛沫拡散状況の検証を新日本空調の「微粒子可視化システム」で実施。効果的に飛沫を抑制できることを確認している。
 製品名は「MEIDEN マウスシールド」。マウスシールド1枚、ノーズパッド1個、クリップ2個が1セットで、価格は1セット280円(税別)。明電興産が販売を担い、東洋ネームプレート製作所が製造元となる。同社では、2021年3月末までに1万セットの販売を目標にしている。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら