【現場見学会】札幌市と札建協が造成など3工事で実施 大学生が大規模現場の技術体感 | 建設通信新聞Digital

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【現場見学会】札幌市と札建協が造成など3工事で実施 大学生が大規模現場の技術体感

 札幌市と札幌建設業協会は18日、北海学園大工学部の学生を対象に現場見学会を開いた。社会環境工学科2年生約40人が参加し、土木インフラの役割や建設業の魅力を体感した。

 市は2015年度に建設業人材確保・育成支援事業を創設し、建設業の魅力や社会的意義をPRしている。その一環として大学生に実際の現場を見てもらおうと企画した。

 当日は、市発注工事の駒岡清掃工場更新事業敷地造成工事その2(北土建設)と豊平川水道水源水質保全取水堰新設(伊藤組土建・勇建設・一二三北路JV)と同水質保全斜面管路新設(勇建設)の3現場を訪問した。

 駒岡清掃工場敷地造成工事の現場では、同大OBの北土建設の梅田拓実さんが、ICT施工で整備する大規模土工工事の状況を説明し、建設機械の模擬施工などを披露したほか、各現場では市職員や現場担当者らと現場を見学した。

 駒岡清掃工場では新工場建設に向け、切土約9万m3、盛土約4~5万m3の土工工事を北土建設がi-Construction技術を導入し工事を進めている。

 駒岡清掃工場造成工事の佃直人作業所長は「わたしも同大のOBだが、いま学んでいる土木の知識と合わせて学生たちには、土木工事ではICT施工などあらゆる工法があることを知ってもらいたい」と話していた。

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