【神奈川県初のPark-PFI】観音崎地域の活性化に期待 BEACH⇔PARK LIVINGがオープン | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

公式ブログ

【神奈川県初のPark-PFI】観音崎地域の活性化に期待 BEACH⇔PARK LIVINGがオープン

 パシフィックコンサルタンツが代表の共同事業体が神奈川県立公園で初めてPark-PFI(公募設置管理制度)を活用して整備した、バーベキュー施設を中心とする「BEACH⇔PARK LIVING」が、19日に横須賀市の県立観音崎公園のたたら浜園地で事業を始めた。18日には報道陣や地元関係者に施設が公開され、「海の見える公園の中のリビング」などのコンセプトが説明された。同社の坂口裕志社会イノベーション事業本部長は「土地のポテンシャルを生かした施設が公園全体の活性化につながることを願っている」とあいさつした。

 事業コンセプトは、海と公園の両方を楽しめる環境を最大限に活用した、ゆったりと過ごせるリビングのような空間の創出。観音崎公園の中でも屈指のロケーションを持つたたら浜園地に新たな集客スポットを整備することで、回遊性を向上して、エリア全体のにぎわい向上も目指す。

 県の公募で選定されたパシフィックコンサルタンツ(代表法人)、横浜緑地(横浜市)で構成するJVと協力企業のOUTDOOR LIVING(東京都世田谷区)が事業実施主体となり、2031年3月末まで施設を運営する。事業範囲8350㎡のうち、5627㎡にバーベキュー施設、カフェ・バーなどを整備している。

 バーベキュー施設は、すべてのサイトから海が眺望できる。必要な機材は施設が用意するため、手ぶらで気軽にバーベキューが楽しむことができる。

 坂口本部長は、「公園の中の新たな楽しみ方を提示することで、観音崎全体がにぎわってほしい」とし、新施設を起爆剤とした地域の活性化に期待を込めた。

海と公園の両方を楽しめる、ゆったりと過ごせるリビングのような空間を創出

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら