【渋谷区初のPark-PFI】"渋谷の新たな一面を表現する公園" 「KITAYA PARK」開園 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【渋谷区初のPark-PFI】”渋谷の新たな一面を表現する公園” 「KITAYA PARK」開園

 東京都渋谷区は1日、区内初のPark-PFI(公募設置管理制度)事業による「KITAYA PARK」を開園した。東急を代表企業とするコンソーシアムが整備・運営を担当。基本設計・デザイン監修は日建設計、実施設計・施工は東急建設。28日には、民間収益施設として「BLUE BOTTLE COFFEE」が開業する。

 北谷公園の所在地は、JR渋谷駅から徒歩圏内で、北側後背地に代々木公園が控える神南1-7-3。敷地960㎡の敷地内に、S造2階建て延べ295㎡の飲食店を備える。高低差の大きい土地形状を生かして、階段状の広場や建物横の屋根付き広場など、幅広いイベントに対応する。

 整備は、東急・日建設計・東急建設・CRAZY TV・BLUE BOTTLE COFFEEの5社による企業コンソーシアムが担当した。東急・CRAZY AD・日建設計による「しぶきたパートナーズ」が指定管理者となる。

 1日の開園式典で長谷部健渋谷区長は「従前は駐輪場利用や短時間の休憩が多く、暗いイメージだった。区民や来訪者に愛される公園となるよう、引き続き民間事業者と考えていく」、高橋和夫東急社長は「東急は渋谷駅周辺の大型開発を進めているが、渋谷にはあらゆる顔があり、今回も渋谷の新たな一面を表現する公園を整備できた」と語った。

 Park-PFI事業への参入は、東急にとっても初めてとなる。東急都市開発事業部事業推進グループ公民連携プロジェクト担当の吉田雄真氏は「まずは今回の公園が地元に愛されるよう、にぎわい創出などに地に足をつけて取り組む」とした上で「全国各地の行政とタッグを組み、多様なPPP事業を模索したい」と述べた。



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